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フコイダンについて
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低分子化フコイダン研究の成果

九州大学大学院の白畑教授が、低分子化フコイダンの研究を開始して十余年になります。その研究における成果を、専門用語も多く解りにくい点も多々あると思いますが、出来る限り平易に説明しています。

低分子化フコイダン研究の動機

九州大学大学院の白畑教授が低分子化フコイダンの研究をはじめたのは、2002年に知り合いの医師を通じて「低分子化フコイダン」を知ったことが始まりでした。
その医師から聞いたのは、初期のがんではなく転移・再発した進行がんで、もう治療の手立てがなく、余命宣告を受けた患者さんのケースでした。4cmもあった腫瘍はなくなり、腫瘍マーカーも正常値に戻るなど、想像を超える検査結果が出ていました。主治医はもちろん、低分子化フコイダンを勧めたその医師も、にわかには信じがたい治療効果でした。
患者さんが飲んでいた低分子化フコイダンは、モズクやコンブ、ワカメなどの褐藻類から抽出されたぬめり成分です。その分子サイズを小さくし、濃縮した液体が低分子化フコイダンというサプリメントです。
低分子化フコイダンは白畑教授のライフワークである「水や食べ物で、がんを治せないだろうか」の観点から「これは、いけるかもしれない」と直感的に思われたそうです。
しかし、一つだけの著好例を根拠にすることには不安もあったそうです。
そこで、低分子化フコイダンの基礎研究としてフコイダンのアポトーシス誘導効果(細胞が自然に消滅に導く作用のこと)をはじめ、そのメカニズムを一つひとつ検証することにされたそうです。
また、それと同時に低分子化フコイダンを取り入れた統合医療を実践する医師と、症例の蓄積や検討を積み重ねることを始められました。

低分子化フコイダンに関する基本データ

フコイダンは、抽出する海藻によって構造が異なります、白畑教授が研究し、当会の協力医師たちが臨床で応用している「低分子化フコイダン」の原料となっているのは南太平洋のトンガ産のモズクです。
糖はフコース73%、キシロース12%、マンノース7%、グルコース4%、ガラクトース4%という割合で含まれます。他にグロクロン酸とガラクツロン酸も含んでいます。硫酸基は14.5%含みます。主にL-フコースという糖で構成されていて、硫酸基の含有量が多いのが特徴です。
フコイダンはトンガ産モズクから有機酸を用いて抽出します。その後脱塩をし、特殊な酵素で20万〜80万だった分子量を500以下まで低分子化を行います。
低分子化フコイダンの安全性を確認するためエイムズ法という遺伝毒性試験により安全性を確かめました。これは、低分子化フコイダンが生物の遺伝子に影響を及ぼすかどうかを調べる試験です。低分子化フコイダン抽出物の遺伝子突然変異誘発性はないという結果が出ています。
また、マウスでの急性毒性試験でも異常はなく、低分子化フコイダンは人体に用いても安全であると考えられます。
多くの研究者によって低分子化フコイダンはがん以外の作用では、ピロリ菌、潰瘍、アレルギー、炎症など幅広い症状を抑える機能を持っていることが考えられることが分かっています。

フコイダンの免疫力を高める作用(白畑教授の研究から)

免疫力というのは、本来人間が自分の体に備えているものです。体内にがん細胞などの異常なものを見つけたら、攻撃して排除する機能です。
しかし、免疫力が弱っているとその働きが低下し、がん細胞をやっつけるどころか成長を許してしまいます。がんの予防や治療には、免疫力は大変重要なカギを握ります。
低分子化フコイダンを摂取すると、免疫細胞が活性化し、がん腫瘍を小さくする効果が期待できます。そのメカニズムはまだ解明されていませんが、「低分子化フコイダンに豊富に含まれる多糖体が、菌類の細胞壁の成分と似ているため、免疫細胞が病原菌と勘違いして活性化するのではないか」と現段階では推測されます。

低分子化フコイダンの即効性(白畑教授の研究から)

低分子化フコイダンを飲んだ患者さんに即効性がみられ、医師たちに驚きを呼んでいる理由は「低分子化」にあると考えられます。がん細胞が栄養として手っ取り早くアミノ酸や糖を接取しようと引き寄せるからだと考えられます。

低分子化フコイダンの血管新生抑制作用(白畑教授の研究から)

がん細胞の特徴の一つに、血管新生作用があります。自分が増殖するための栄養を確保しようと、血管を伸ばすのです。この血管は非常にもろく出血しやすいため、大きながん組織を手術で切除する場合の大きな課題になっています。新生血管を作らせないようにすれば、がん細胞は「兵糧攻め」にあい、増殖できなくなります。低分子化フコイダンに血管新生抑制作用があると思われる症例が臨床から上がってきています。
研究の結果、低分子化フコイダンにはVEGF(血管内皮細胞増殖因子)の抑制効果に加え、血管の形成を抑制する作用があることもわかってきました。通常、ヒトの正常線維芽細胞を培養して、その上に血管内皮細胞を加えると、ヒトの血管が形成されます。この時に使用する培地中に、低分子化フコイダンを処理したがん細胞の培地と処理しないがん細胞の培地を添加したところ、低分子化フコイダンを処理したがん細胞の培地を添加した場合に、血管形成が明白に抑制されていました。
これらの研究結果については、「海藻モズク由来の酵素消化フコイダン抽出物は腫瘍細胞の浸潤及び血管新生を阻害する」と題した論文にまとめ、国際学術雑誌「Cytotechnology」に発表しました。

低分子化フコイダンのアポトーシス誘導作用(白畑教授の研究から)

正常細胞がアポトーシス(自然死)するのに対して、がん細胞は寿命がなく、いつまでも生きて増殖し続けるという特性があります。ですから、がん細胞にアポトーシスを起こさせれば、がんの増殖を防ぐことができると考えられます。
研究の結果、低分子化フコイダンは、がん細胞だけを選んで働きかけ、アポトーシスを誘導する性質があることがわかってきました。
細胞がアポトーシスを起こすとDNAの量が減少することから、フローサイトメトリーでレーザー光線を細胞に当ててDNAの量を測定し、アポトーシスの発生の有無を調べました。そうすると、DNAの量が減っていたのはがん細胞だけ。正常細胞はまったくアポトーシスを起こさず、がん細胞だけに低分子化フコイダンが作用しているという極めて画期的な結果を得たのです。
また、ヒト線維芽肉腫細胞株HT1080細胞を、低分子化フコイダン抽出液を加えたものと、細胞のみのものを、48時間観察しました。すると、低分子化フコイダンを加えたがん細胞は次第に丸くなって動きが止まり、さらに、細胞の内容物があふれ出し、アポトーシスを起こしている様子が観察できました。

フコイダンはあきらめず、何度も攻撃する(白畑教授の研究から)

乳がん細胞であるMCF-7について低分子化フコイダンがアポトーシスを起こすメカニズムを調べました。その経路には、二つの方法があることがわかりました。まず一つ目が、細胞表面で、デスレセプターにスイッチを入れ、細胞内でカスパーゼというアポトーシスを引き起こすタンパク質分解酵素を働かせてDNAをずたずたに引き裂くという仕組みです。他方は、低分子化フコイダンがミトコンドリアから、アポトーシス誘導因子(AIF)を放出させて、カスパーゼには頼らずDNAを断片化して、アポトーシスを引き起こします。がん細胞の中には、カスパーゼの機能が壊れて働かないものがあるため、「カスパーゼ非依存型アポトーシス経路」を低分子化フコイダンが導きだすというのは、非常に意義があることです。
低分子化フコイダンを例えるなら、「何度倒されても、あきらめずに立ち上がる正義のヒーロー」とでもいいましょうか。カスパーゼという必殺の武器が使えなくても、あきらめずにアポトーシス誘導因子という別の手段を見つけ出して、がん細胞を退治しようと東奔西走してくれている…そんなイメージで理解していただければと思います。

低分子化フコイダンと抗がん剤の併用効果

抗がん剤と低分子化フコイダンを組み合わせると、抗がん剤の副作用が軽減されるという話を臨床医からよく聞きます。そこで抗がん剤と低分子化フコイダンを併用することによる効果の検証実験と副作用軽減についての検証実験を行いました。

低分子化フコイダンと抗がん剤の併用で効率よくアポトーシスを誘導(白畑教授の研究から)

低分子化フコイダンががん細胞にアポトーシスを誘導することから、抗がん剤を併用した場合に、抗がん効果がどれぐらい増強されるかに注目した研究も行っています。研究例として取り上げたのが、高頻度で転移を起こす悪性のヒト線維肉腫細胞HT1080とシスプラチン製剤です。シスプラチン製剤は、がん細胞の2本のDNA鎖と結合して、DNAの複製を防ぎ、がん細胞を死滅させます。
実験では、ヒト線維肉腫細胞HT1080を培養し、低分子化フコイダンとシスプラチンを併用した場合と、シスプラチンのみの2パターンを実験しました。また、シスプラチン製剤の量は、成人の骨肉腫に対して投与する量の1/8.5と1/85の二つの設定で、48時間の培養を行いました。その結果、いずれの実験においてもシスプラチンと低分子化フコイダンを併用した場合の方が、シスプラチン製剤単体よりも高いアポトーシス誘導効果が見られました。
その他三つの抗がん剤でも同様の実験を行ったところ、がん細胞死を導くことがわかりました。マイトマイシンは、抗がん性抗生物質で、DNAの分裂阻止や、DNA鎖切断などでDNAの複製を阻止します。タモキシフェンは、乳がんなどにホルモン療法として使われます。パクリタクセル(タキソール)は、細胞中の微小管に結合して安定化させ、がん細胞の分裂を阻害します。これら、全く違う性質を持つ抗がん剤との組み合わせで治療効果が高まったことは、低分子化フコイダンの可能性をより広げてくれています。

低分子化フコイダンの抗がん剤による副作用の軽減(白畑教授の研究から)

医師による数多くの臨床例から、抗がん剤と低分子化フコイダンを組み合わせると、抗がん剤の副作用が軽減されるというケースが多数見られています。抗がん剤は、活発に増殖し続ける細胞に対して効果を発揮する薬剤なので、正常細胞であっても髪の毛や腸管細胞、造血幹細胞などに大きなダメージを与えます。その結果、吐き気や発熱、だるさ、下痢、口内炎、白血球減少や脱毛などのさまざまな副作用が起き、これらの副作用を軽減できれば、患者さんの体力の低下を防ぐことができ、抗がん剤の効き目を増強してくれます。
低分子化フコイダンががん細胞のみに働きかけ、正常細胞に対してはダメージを与えないという実験結果もあります。医学・薬学・化学が進歩したとはいえ、いまだがん細胞だけを見分けて作用する抗がん剤はできていません。低分子化フコイダンは本当に驚きの能力を持っていると思います。

低分子化フコイダンの研究発表(白畑教授の研究から)

低分子化フコイダンについての数々の研究の成果を、論文や学会での発表で多くの人に広めています。生物学、医学、薬学などさまざまな分野の専門家に驚きを持って受け入れられ、非常に興味を持ってくださる人も増えています。
生物医学の分野において世界最高水準の研究機関であり、ノーベル医学・生理学賞の選考委員会を有することでも知られている、スウェーデン国カロリンスカ研究所に4度招聘され研究発表の場をいただきました。
また、2008年2月には、カロリンスカ研究所の先生を九州大学に招聘しました。その時来日した毒性学分野の世界的な権威からは、「正常細胞にダメージを与えず、がん細胞の表面糖鎖に作用しアポトーシスを起こすという研究は他で聞いたことがない。低分子化フコイダンのメカニズムを研究すれば優れた論文ができるのではないか」と大いに興味を持たれ、引き続き研究を行うよう励まされました。
国内では、2008年の第67回日本癌学会学術総会で「酵素消化低分子化フコイダン抽出物によるガン細胞のアポトーシス感受性増強効果」を発表。2年後の第69回日本癌学会学術総会では「酵素消化低分子化フコイダン抽出物による癌細胞特異的細胞死及び糖鎖合成経路の改変誘導」について発表し、2011年には中国・大連で開催された「2011第四届世界癌症大会」でも同様のテーマで発表を行いました。
現在、フコイダンは医薬品ではないため、病気がよくなるといった臨床効果をうたうことはできません。しかし、地道に実験を積み重ね、さらに臨床での症例を増やしていることで、統合医療の一つの手段としての評価が非常に高まっているように感じます。

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