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下記はあるフコイダン販売企業の資料内の記載です。

フコイダンを低分子化する目的は、体内への吸収率の向上にあります。
低分子化はアポトーシス効果を誘導することを目的としていません、つまり、低分子化の意味を誤解、または理解していないと言えます。
しかもその後に続くのが「アポトーシス効果が認められるのはフコキサンチン」とありますが、この説明ではフコイダンにはアポトーシス効果が無いと言っているように聞こえます。
フコイダンそのものにアポトーシス誘導効果があることは多くの論文や学会で発表されており疑いようのない事実であります。

本題の白畑教授の論文を引用についてですが、「フコイダンの中にフコキサンチンが含まれていることを前提として、フコイダンを低分子化(分解)することによってフコキサンチンが放出され、アポトーシス誘導が発動される」としています。また「白畑先生の研究するフコイダンの市販のものを分析したところフコキサンチンが全く検出されませんでした」とあります。

引用されている白畑先生の論文には
weight and a sulfated fraction. However, other possibility also considered is that active substances of low molecular weight such as an antioxidative carotenoid, fucoxanthin may also be released by the enzyme-digestion of fucoidan extract. Further investigation regarding the active substances in enzyme-digested fucoidan extract needs to be undertaken. (Cytotechnology 2005 47:117-126. doi: 10.1007/s10616-005-3761-8.)
(このように、活性成分は低分子で硫酸化された画分だと考えられる。しかしながら、抗酸化カロテノイド・フコキサンチンのような低分子量の活性成分がフコイダン抽出物の酵素消化により放出されるかもしれないという、他の可能性も考えられる。)
以上が論文の内容です。

つまりこの論文では、フコキサンチンが含まれていることを前提にしていません。またフコキサンチンがアポトーシス誘導をしているとはしていません。低分子化フコイダン抽出物中にフコキサンチンの様な他の低分子活性成分の関与の可能性を考慮しているのみです。
フコキサンチンが検出できないのであれば、低分子化フコイダンのアポトーシス誘導効果は確認できていますので、フコキサンチンのみがアポトーシス誘導できるという論点が矛盾していると言えます。

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