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研究と症例
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Fucoidanが著効したstage4肝細胞癌の検討

緒言:褐藻類に含まれるfucoidanの抗腫瘍効果は基礎的研究での報告は多いが、臨床での著効例は少ない。今回我々はstage4肝細胞癌にfucoidanが著効した3例を経験したのでこれらの特徴を報告する。

症例1)47歳女性、ChildAのB型肝硬変。肝細胞癌術後(中-低分化癌)3ヶ月後に再発し、肺転移を合併。抗癌剤治療は拒否し、fucoidan 400ml/日使用。開始前→6週間後でAFPは146→13ng/ml、DCPは87→13mAU/mlと改善し、5ヶ月後には胸腹部CT上再発癌消失。

症例2)78歳男性、ChildBのC型肝硬変。肺転移合併肝細胞癌に対して全身化学療法を施行したが無効で、血痰排出を認めていた。fucoidan 30ml/日使用。開始前→3ヶ月後でAFP 15977→10ng/ml、DCPは320000→32mAU/mlと改善し、胸部X線上肺転移癌消失。血痰は開始後2週間で消失した。

症例3)84歳女性、ChildAのC型肝硬変。多発肝細胞癌に対してTAEを繰り返していたが、門脈腫瘍塞栓を合併した例。fucoidan 180ml/日使用。開始前→3ヶ月後でAFP 12800→20ng/mlと改善し、腹部CT上著明に縮小。

考察:3例とも抗癌剤は併用せずfucoidan単独で著効したが、fucoidan中止後半年以内に再発した。3例のfucoidanの使用量は様々で量依存性ではなく、作用機序は不明確だったが、fucoidan単独で一旦癌が消失し、また食欲改善効果もありQOLが保たれるので、今後代替医療の一つとして検討する価値がある。

※第5回日本臨床腫瘍学会学術集会 にて掲載されました。
当会会員の真島 康雄先生の研究結果です。

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症例2)78歳男性、ChildBのC型肝硬変。肺転移合併肝細胞癌に対して全身化学療法を施行したが無効で、血痰排出を認めていた。fucoidan 30ml/日使用。開始前→3ヶ月後でAFP 15977→10ng/ml、DCPは320000→32mAU/mlと改善し、胸部X線上肺転移癌消失。血痰は開始後2週間で消失した。