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栄養療法とフコイダンの合わせ技でがんと闘う!(統健会通心より) 大塚 亮先生(おおつか医院 院長)2026年取材

今回は、奈良県・生駒市で「おおつか医院」を開業されている大塚亮先生にお話をうかがいました。大塚先生は大学病院に勤められた後、現在のクリニックを開業。今では、世の中に広く認知されるようになった栄養療法(オーソモレキュラー)に、早くから注目し、治療に取り入れて来られました。また、フコイダンについても、強い思い入れがあり、これまで、多くのがん患者さんの治療に役立てて来られました。このインタビューでは、栄養療法とはどのようなものか?や、フコイダンを取り入れた驚くべき症例などについて、とても興味深いお話をうかがうことができました。

先生のプロフィールを教えてください

大塚先生 私はもともと、大学病院の循環器内科で働いていました。そこで脳卒中、心筋梗塞などの急性期医療と呼ばれる医療に携わってきました。発症すると即生死に関わる、これらの病気と対峙する緊張感あふれる日々を送りながら、いつの間にか、その医療行為だけではなく、どうすれば、そのような病気にならないで済むのか?といった「予防医療」にも大きな興味を持つようになっていきました。そのことが現在、私が積極的に取り組んでいる栄養療法につながっていったのだと思います。低分子化フコイダンについては、栄養療法との親和性の高さや、その驚くべき効果を目の当たりにすることで日々、大きな信頼を寄せるようになってきています。現在は、がんに対しては栄養療法とフコイダンの合わせ技が大きな力になると確信しています。

栄養療法に興味を持つきっかけは?

大塚先生 2014年に、大学病院から今のクリニックに移ってから、当時、大学病院で専門的に行なっていた治療とは違う、本当にさまざまな病気を抱える患者さんに接することになりました。もちろん、がんの患者さんもいたし、高血圧や高脂血症、糖尿病の患者さんもいました。ただ、中には「なんとなくしんどい」とか、「毎朝どうしても学校に行くことができない」という子供さんであったり、「原因不明の頭痛がひどくて、会社に行けない」などというような相談も多かったんです。

その中には、検査・診断すると特に体に悪いところがなかったりして、いわゆる病気ではないということになるケースも多く、当時はそういった場合は精神科を受診することをおすすめするというようなこともしていました。それでも、私の中では「何かがおかしい!」という、ちょっとした違和感のようなものがあったことも事実でした。

栄養療法(オーソモレキュラー)とは

大塚先生 私が栄養療法に出会ったのもその頃でした。それは、オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)という分野で、血液検査で分子レベルの栄養状態を数値化し、不足しているビタミンやミネラルを食事やサプリメントで最適に補うことで、病気の予防や根本改善を目指すというものです。もちろん、健康であるために栄養のバランスが大切なことは知っていましたが、「そのことが直接的に、病気とどんな関係があるのか?」ということについてはあまりわかっていなかったし、そこまで重要なことなのか?!と思っていました。つまり栄養療法についても正直、最初は半信半疑だったんです。ところが、あることをきっかけに、その効果や重要性を強く認識することになったんです。

これは、ある10代の女の子の患者さんのケースですが、彼女はいわゆる登校拒否のような状態が続いている中で、当クリニックにやって来ました。前日には「明日は学校に行こう!」と思っていたのに、いざ当日の朝になると、体の調子が悪く、起き上がれなくて学校にも行けない。そして、なぜか午後になると元気になる、という繰り返しだというのです。また、なんとなく体調が優れなくて、いつの間にか生理も止まってしまったとのことでした。 しかし、検査をしても特に悪いところは見つからないということになると、これはもうメンタルに問題があるのではなかろうか?となるわけです。彼女の場合も、その後、精神科を受診したそうですが、ここでも特に悪いところがないという結果に。そうなると、ひどい場合は「ただの怠け者」というレッテルを貼られてしまいかねないわけです。

それでも間違いなく彼女は苦しんでいたし、それが単にメンタルが弱いからということでは片付けられない何かがあると思っていました。

そこで、私が試したのが栄養療法です。血液検査で詳細に彼女の栄養状況を分析して、「鉄がこれだけ足りない」とか「亜鉛が少し足りない」など、約100種類近い項目で、それぞれの理想値とどれだけ離れているかということを見ていくわけです。人間の健康な状態では酵素やミネラルとかタンパクの指標が「ベストな状態の値」というものがあって、一般的な検査では一応正常な範囲に入っていたとしても、理想値からずれていることで、体調不良を起こしたり、精神的に不安定になるというようなことが起こるというのが基本的な考え方です。

検査の結果、彼女の場合も多くの項目で理想値からずれていることがわかりました。そこで、それぞれの項目に対応してサプリをおすすめしたり、細かく食事のアドバイスをしたりすることで、それぞれの項目について、これを理想値に近づけるということを目指したわけです。人間の細胞が入れ替わるとされる約3ヶ月間これを続けた結果、なんと、彼女の体質は改善され、開始から半年後には普通に学校にも行けるようになり、いつしか生理も戻ったということでした。今では、本当に見違えるように元気なったんです。そして、何より私にとって、この体験は栄養療法の有用性を気づかせてくれる大きなきっかけになりました。

その後、いろいろと調べていく中で、いわゆる鬱病と診断されている人の中にもそういう人が多いことがわかってきました。精神科へ行くと抗鬱剤を出されるだけなので、症状は抑えられても本質的な治療にはならないんことが多いのですが、栄養療法で診ていくことで根本的な体質改善ができ、鬱病のような精神病にも効果がある場合が多いんです。

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